こんにちは!モバイルモニターガイド編集部です。
今回は、アイ・オー・データの最新モバイルモニター「EX-YC162H」の開封&使用レビューをしていきます!興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
EX-YC162Hの概要
アイ・オー・データの「EX-YC162H」は、2024年6月より販売開始された新しいモデルです。
2020年の発売以来ずっと人気の定番モバイルモニター「EX-LDC161DBM」の後継モデルです。
すでにAmazonの売れ筋ランキングの常連入りを果たしており、特にビジネス向けとして人気です。新しい定番モバイルモニターとして期待値の高い1台です。
スペックは、15.6インチ・フルHDと標準的です。USB-CとHDMIでの入力に対応しており、便利な自立スタンド付きです。スピーカーはありませんが、3.5mmイヤホンジャック搭載です。
開封の様子
それでは、まずは開封していきます!
外箱は、メーカー名と製品名の書かれたシンプルな段ボールです。上部には運搬用の持ち手がついています。
中身は、大きめの発泡スチロールで梱包されています。安心感のある丁寧な梱包です。
内容物は、モバイルモニター本体、収納ケース、映像出力用のUSB-CケーブルとHDMI-Mini HDMIケーブル、簡単な説明書です。
ケーブルは1.5mと十分な長さがあり、柔らかめで使いやすそうです。
本体を見ていきます。液晶パネルは非光沢のFFSパネルです。
FFSパネルはIPS系のパネルであり、視野角の広さや映像の美しさが特徴です。
本体の背面です。
下部にあるボタンで電源のオンオフができます。また、このボタンはスティック状になっており、上下左右に倒すことでメニュー操作ができます。
中央にはスタンドが搭載されています。
スタンドはしっかりとした厚みがあり、モバイルモニターを安定して自立させることができます。
スタンドは大きく開くので、かなり角度をつけて立てかけることもできます。
正面から見て右側には電源ランプがあります。
左側には入力インターフェイスがあります。上から順に、USB-Cポートが2つ、Mini HDMI、3.5mmイヤホンジャック、セキュリティスロットとなっています。
セキュリティスロットが搭載されているモバイルモニターは珍しいです。盗難防止のセキュリティワイヤーを付けることができるのも、ビジネス向けに人気の理由です。
続いては収納ケースを見てみます。
収納ケースの内部は、液晶パネルが傷つかないように柔らかい素材で出来ています。
片面には硬い保護板が入っています。液晶パネルを保護板に向けて収納することで、液晶パネルに力が加わるのを防いでくれます。持ち運びにも安心感のある収納ケースです。
液晶の見え方
続いては、実際に画面を映して液晶パネルの見え方を確認していきます。
USB-Cケーブル1本でPCと接続した状態です。落ち着いた色合いで画面が表示されました。
発色が派手でないため、目への負担が少なく作業しやすそうだと感じました。
HDMIでPCと接続した状態です。同じく問題なく綺麗に画面が表示されました。
なお、この接続方法の場合は、モバイルモニターを電源につなぐ必要があります。
視野角を確認します。
横から見ると、画面が少し暗くはなりますが表示内容が確認できます。
上から見た際にも、やや暗いですが綺麗に表示されます。
総じて、モバイルモニターの中では横や上からもかなりしっかり見えるほうだと感じました。
設定メニューの操作
続いては、設定メニューを見ていきます。
設定メニューは、背面のボタンを上下左右に倒しこむ動作でいじることができます。
まず、上下左右いずれかの向きに倒しこむと設定メニューが表示されます。
この状態から、上に倒しこむと輝度調整、左に倒しこむとUSB-CとMini HDMIの入力切替、下に倒しこむと音量調整が、それぞれできます。使うことの多い設定に簡単にアクセスできて便利です。
こちらは輝度調整の設定画面です。0~100の間で調整できます。
ほかにも設定メニューでは、コントラストや色温度などを調整できます。マニュアルやQ&AのサポートサイトにアクセスできるQRコードも表示されるため、使い方に困ったときも安心です。
さらにこの画面で「メインメニュー」を選択すると、より詳細な設定ができます。
特に良かった点3つ
続いては、1か月ほど使用して特に良いと感じたポイントを3つお話しします。
目が疲れにくい落ち着いた発色
1つ目のポイントは、画面の発色です。
EX-YC161Hは、画面の発色が落ち着いており見やすいと感じました。一番気に入ったポイントです。
格安モニターには、全体的に画面が白っぽくて薄い色がうまく表現できないものや、発色が派手なものがありますが、EX-YC161Hは長時間仕事しても目が疲れにくい発色で良かったです。
落ち着いているとはいえ、細かい色味の差はしっかり表現できるため、プレゼン資料やWebコンテンツの作成などもストレスできました。
重要なのは、初期設定で目に優しい発色になっている点です。
設定メニューをいじればコントラストを上げたり色味を調整できますが、設定をいじるのが面倒なユーザーもいます。
誰でも最初から仕事で使いやすい表示設定になっているところが、ビジネス向けモバイルモニターとして良いと思いました。
さらに、FFSパネルの視野角の広さも嬉しいポイントでした。
モバイルモニターは、設置スペースに制限がある時などに設置が斜めになることがあります。視野角が広いおかげで多少斜めに置いても見やすくて作業しやすかったです。
安心できる強度の高い設計
2つ目のポイントは、本体の作りです。
モバイルモニターは薄型化・軽量化が進んでいますが、EX-YC161Hは厚さが16mm、重量が800gであり、しっかりした作りです。全体的に強度が高く、安心して使えました。
格安の薄型モバイルモニターには、軽くひねると歪みが出るような製品もありますが、EX-YC161Hが簡単に歪むことはありませんでした。
スタンドも厚みがあり、安定して立てかけることができます。角度を調節する際にもスムーズに動き、品質の高さを感じました。
角度は無段階調節ができるため、ノートPCと角度を合わせることもできて便利です。細部まで作りの丁寧さを感じられるスタンドでした。
保護力の高い収納ケース
3つ目のポイントは、収納ケースです。
これまで入手したモバイルモニター付属の収納ケースの中で、ダントツで一番高品質でした。
外側はグレーで汚れのつきにくい素材です。ポケットや装飾がないので、カバンに収納した際にもほかの機器がひっかかることもありません。
全体的にクッション性が高く、内部には液晶を守る保護板も入っているため、外部から液晶パネルに力が加わって割れる心配がありません。都内の朝の満員電車でも安心して持ち運べます。
ただ収納するだけでなく、日本のビジネスマンの使い方を考慮して作られている印象を受けました。別売りで売ってほしいくらい良質でした。
まとめ:ビジネス向けにイチオシ!
最後にまとめです。
EX-YC162Hは、ビジネス向けのモバイルモニターとして非常に使いやすかったです。
仕事用に安心して使える高品質なモバイルモニターが欲しい方に、自信をもっておすすめできます!
スペックだけみると標準的なモバイルモニターですが、本体だけでなくスタンドや収納ケースなど1つ1つの作りがしっかりしており、上質な業務用機材として使えます。
15.6インチ・フルHDのモバイルモニターは、中国ブランドの製品であれば1万円前後で売られています。価格を比べると高く感じるかもしれませんが、価格に見合う品質の高さを感じられる製品でした!
ノートPCとUSB-Cケーブル1本で簡単につなげる気楽さや、表示設定を変えなくても落ち着いた見やすい画面で快適に作業できる点も魅力です。
持ち運びが多い方や月に数回しか使わない方は、安めのモバイルモニターでも良いと思いますが、作りが丈夫で安定感のある設置ができるため、毎日のようにオフィスや自宅で使いたい方に特におすすめです。
長く安心して使い続けられる仕事用モバイルモニターが欲しい方は、ぜひ検討してみてください!